弱い石の攻め方
こんにちは。ユキヤマです。
伊達利夫先生の音声教室を受講しました。
上の写真は、中央の白地が大きいので黒が消しに来たところです。
黒からすると、生きられなかったら投了、といった、勝負の場面でしょうか。
白はどこから攻めますか?
[実戦 1]
実戦は左から攻め、黒は何とか一眼ができたところです。
もっと攻め方があったでしょうか?ここで変化です。
[変化 1]
白には右下と上辺と2カ所、隙間がありますね。
右下の出口を塞ぐように攻めました。
[実戦 1] より黒は苦しそうです。
さて、[実戦 1] の続きです。
まだ黒は一眼です。どこから攻めますか?
[実戦 2]
実戦では左から攻めました。黒は上辺に逃げ出しました。
黒は連絡できるでしょうか?連絡されると白は苦しいです。
ここで、変化です。
[変化 2]
[実戦 1] のあと、黒が逃げられないように上から攻めました。
左には白の壁が待っているので、「厚みに押し付けて攻めよ」です。
黒はまだ一眼しかありません。生きられるでしょうか?
生きられなかったら白の勝ちですね。
最後に、[実戦 2] の続きです。
黒、連絡できるか。白、連絡させずに、中央の黒を生きられなくできるか、というところです。
[変化 3]
白、カケツギで守り、黒は連絡できませんでした。
白は▲にキリがありますが、右上と連絡しているので大丈夫です。
このカケツギ、かっこいいですね。
こうしてカケツギで難を逃れたわけですが、元をただせば、[変化 1] の通りに、下から攻めるともっと楽でした、というおはなしでした。