カス石は逃げない
こんにちは。ユキヤマです。
伊達利夫先生のわくわく囲碁教室から上の写真です。
△の場所にあった黒石3子を取られてしまいました。
でもまだまだ戦いは続くので、悲しんではいられません。
次は黒番です。黒○の1子はどうしますか?
まず、生きている石の近くは小さいという言葉を思い出したいところです。
左下の白石はもう生きています。
ということは、黒○の1子はカス石です。
もし、逃げたら、白はどうするでしょうか?
はさんで攻めました。
逃げた石を攻めながら、①⑤と下辺に根拠を持ちつつ、さらに左辺の黒石を脅かしています。
これでは黒は散々です。
では、逃げないとしたら黒はどこに打つでしょうか?
白模様を消しにいきました。
白は分断を狙います。
黒は逃げ出しました。
結果、白は□のあたりの地が増えました。
既に生きていた石が、さらに少し地を増やしただけです。
右側の白△は、孤立してしまい危険かもしれません。
黒は、カス石を上手に取ってもらい、得をすることができました、というおはなしでした。