定石その後:大ゲイマガカリには
こんにちは。ユキヤマです。
北川貴浩先生の定石その後教室から、上の写真です。
白の大ゲイマガカリから、白7までの展開です。
小ゲイマにかかる手はよく見かけますが、大ゲイマもたまに遭遇しますね。
白はトビトビからのスベリです。
これで、白は治まることができるのでしょうか。
次の手、黒はどこに打ちますか?
これ以上、右辺から右下隅に侵略されないように、コスミで受けてみてはどうでしょうか。
その結果、白は眼ができそうな形になりました。
さらに、のちのち、白Aとハサミツケ、黒Bのサガリには白Cと、分断したり右下の黒石を取りに行くような手筋が残っていますよ、ということでした。
恐ろしいですね!
こんな強烈な手があるならば、みんな打てばいいじゃないですか。
じゃあどうして、誰もが使う有名な打ち方になっていないのでしょうか。
それは、黒に反発する手があるからです。
黒はノゾキから反発しました。
黒10まで、白が分断されました。
白の言いなりにはなりませんでした。めでたしめでたし。